太郎山、+9℃、連休の谷間

朝早く、雨模様のぐずついた天候だったが、午前のうちに、雨はあがった模様。布施さん、酒井さん、岩下さん、飯島さん、春原さん、三村さんと今日も賑やかな社務所前の縁側。

84歳で毎日登ってくる岩下さんは、10年前に奥さんに先立たれて、その後、食事は一人で作り、食べているとのこと・・・。朝飯を作って食べてから登ってくると、頂上は9時頃になってしまうという・・・。私が岩下さんの立場だったら、とてもあの年齢で一人では、生きていけないんではないだろうか・・・?そんな気がする・・・。

春原さんは、次男の方が、大阪で、大きく不動産業をやっていて、70人くらいの人を事務所で使っているとのことで、2部上場予定の会社らしい・・・。その息子さんは、高校を中退して、一人大阪へ行き、最初板前さんをやり、人に恵まれて、今日のように会社を大きくしてきたとの事。ここで、息子さんが自宅を建てたので、今日か明日、大阪へ旅立つとのこと・・・。

明日からまた、連休の後半だが、3日、4日,5日と山は混み合う事になるだろう。頂上付近のタラの芽は、まだ3〜4日早い。(蕾状態)

3日くらい前に、布施さんと一緒に、太郎山西側の虚空蔵山方面に足を伸ばし、タラの芽の生育状態を見に行ってきたが、まだ1週間は早く、今度の連休後半の5日くらいがちょうどいいなんて話を布施さんとしていたら、虚空蔵山方面から太郎山に戻ってくる途中に、坂城の農家のおじさんらしき人が、鎌を持って、こちらに向かって歩いて来た・・・。

その後、そのおじさんの軽トラックの止めてある峠の近くまで来たら、布施さんと虚空蔵山に向かう途中に、縦走路右側に見た「蕾状態」のタラの芽が、見事、もぎ取られてしまっており、こんな状態では、誰も採らないだろうという期待が見事裏切られて、何故か寂しいような、寒々しい気持ちとなってしまった。何故、ちゃんとした大きさになるまで待てないのか・・・?
採って食べても、おいしくもないものを採るということは、後で誰かにやられしまわないうちに、自分が先に採ってしまおうという百姓根性丸出しだ・・・。

次の日に、表参道の入り口付近の左の林に入って、タラの芽の状態を見たら、直径5センチくらいの木を、何本か、のこぎりで真横にばっさりとやってしまっており、痛々しい思いをさせられてしまい、来年の事なんか考えないで、今ここで、自分だけよければ良いんだと言うエゴ丸出しの山菜取りのやり方に、非常に腹立たしいものを感じた・・・。