太郎山、+16.5℃、台風4号接近中、こんな日も登って来る?

台風4号が、沖縄を既に暴風圏に入れ、九州南部に接近中。
このままだと、日本列島に横たわる梅雨の前線を刺激し、昨年に続き、日本列島を災害の渦に巻き込む可能性がある・・・。

台風が接近し、雨が断続的に降り続く中、太郎山では、表参道を、いつもの人たちが登って来る・・・。皆、自分の事を、「きの字」だと言っては、お互いに、笑いあっている不思議な人達だ・・・。

午後、昼過ぎから、上田市文化会館で、市民劇場主催の朗読劇「月光の夏」を観た・・・。

実際に、終戦前夜に、佐賀県であった話を、題材にしたもので、第二次世界大戦終戦間際に、ふるさとの山川や自分の家族を、本土決戦を前にして、敵方から守ろうと決意し、鹿児島の南端、知覧航空基地から、沖縄沖の米主力艦隊に向けて、250キロの爆弾を抱えて、体当たりしようと、行きの燃料しか積まずに、飛び立っていった若者たちが、全国から500人弱いた・・・。

いわゆる、「特攻隊」と呼ばれた人たちだ。

特攻で出撃していき、戦死した者と、運悪く、生き残ったものにも、容赦なく戦争は非常、無残な爪あとを残していった・・・。

年齢は、17歳から23歳くらいまでの、少年を含む青年たちだった・・・。
今でも、沖縄の青いさんご礁の海の向こうには、彼らの遺体が愛機と共に、沈んだままだという・・・。
そして、戦争の事は、何も知らない現代の若者たちが、英霊が眠っている沖合いよりも、ずっと手前の青い海の中で、サーフィンや海水浴で、夏のレジャーを謳歌している・・・。

月光の夏 (講談社文庫)

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ピアノは知っている―月光の夏

ピアノは知っている―月光の夏