太郎山頂上、+9℃、デコボーが上部でどんどんと出始める

yamzuki2007-10-12

太郎山の頂上社務所前から、遠くに蓼科連峰を望む。

昨日11日から、表参道の21丁の上部から頂上付近まで、デコボーが出始め、採れ始めてきた・・・。
今年は、このままおしまいかと思っていたところだったので、正直言ってうれしいものがある・・・。

いつも、入り口付近が5時30分頃、自宅から歩いて来て、表参道を登られるAさんが、頂上の社務所前で、珍しいキノコを袋に入れて、持って上って来た。

なっ、なんと、それは、私も、Fさんも捜し求めていた、「なら茸」の一種の「やぶ茸」だった。
 
それを見たとたん、Fさんの眼の色が突然変わった・・・。
昨年、表参道の入り口付近で、ものすごく群生しているのに出くわしているので、Fさんの眼の色がぱっと変わったというわけである。

また、この「やぶ茸」は、見たところは良くないが、他に類を見ないくらい、おいしいキノコなので、Fさんの眼に妖しい光が輝いたというわけである。

必ず、昨年出ていた表参道の入り口付近に出ていたはずだとめぼしを付け、急いで入り口まで、表参道を一挙に駆け下りた・・・。
しかし、入り口付近には、それらしきキノコは、出ていなかった。

たまたま、入り口付近にいたSさんが、「Aさんは、登る前から、今日は、袋を下げていましたよ・・・」と言うので、表参道のどこかに「やぶ茸」があったと言うわけでない事は分かった・・・。
 
見せて貰った袋の中にあった「やぶ茸」は、本日、取り立てのキノコのようだったので、Aさんは、自宅から表参道までの間のどこかで、「やぶ茸」を採って来たと言う推理が成り立つわけで、その道をたどれば、必ずどこかに、「やぶ茸」があると言う事になる。

そんなわけで、表参道の入り口から、車道を、車に乗りながら、ゆっくりと、山側を見て下って行ったら、突然、右手のやぶの中に「やぶ茸」のような、傘が平たいキノコが見えた・・・。
やぶ茸」は、やぶの中に出ていると言うのは本当だ・・・。背を屈めなければ、入っていけないようなやぶの中に、ポツンと生えているのが、ほんとうに憎らしい。
車を降り、近くに行って見ると、やはり、「やぶ茸」そのものだった・・・。

一生懸命、採っていると、Fさんが来て、「やはり、ここだったか・・・、以前もここの道路を挟んで反対側の斜面に、やぶ茸が出たんですよ・・・」と言いながら、既に、山側に入り込んで採っているではないか・・・。そこへ、上田原のTさんがやってきて、合流し、「やぶ茸」を採り始めた。

昨年もそうだったが、やぶ茸が出ると、この山は、いつも大騒動となる・・・。