虚空蔵山頂上、午前8時+13℃春霞で遠景が良く見えない

yamzuki2009-04-19

高気圧に包まれて、暖かいし、天気もいいし、戸外に居るのが、最高に気持ちがいい時期となった・・・。下の方では、ゆったりと流れている千曲川の近くの市民グランドや上田西高校の野球部員が、大きな声を出して、キャッチボールやトレーニングをしているのが、粒のようではあるが、よく見えた。

何キロも離れているのに、こんな山の上の方まで、よく声が聞こえてくるのは、不思議だ・・・。

「虚空蔵山」の基部の「兎峰」まで、西暦300年〜500年頃に出来たらしい秋和の「大蔵京古墳」からの曲がりくねった農道を、左右の小さな畑を眺めながら、ゆっくりと散歩気分で30分くらい歩く。
いくつもあるカーブのところには、必ず、カーブミラーがついているりっぱな農道だ・・・。

その農道の最終点から、そのまま、上部の林に入り込み、東側の方向に、青黒い松林が続く稜線の見える、真正面の山を、約100メートルくらい登りつめた。イノシシが山の中を飛び歩いているらしく、あちこち、地面を掘り起こした跡がある。

山の中を、そのまま、西の方向に、50メートルから60メートルくらいトラバースして、「兎峰」の下の大きなガレ場に出た。

ここは、人の頭くらいの大きさの石ころが、無数に積み重なって出来た大きなガレ場だ。

ガレ場の下部から上部まで、踏まれて道跡らしきところを、ジグザグに登り詰めていき、兎峰の上部の少し平らになっている、座摩神社からの登山道と合流するところまで、ガレ場の上部の藪だらけの沢を一息に登りつめた・・・。

まだ、やっと葉が出始めてきた段階だから、草木が繁って来ていないせいもあり、藪にも、さほど苦にならないで入れ、この時期の「藪こぎ」は、まだ楽だ・・・。

下りは、兎峰から座摩神社まで稜線を降り、そのまま、座摩神社東側のキノコ採りルートに入り、途中から鉄塔監視道を歩いて、ひと沢越え、大蔵京古墳への道に戻った。

車で事務所に戻ったら、もう午前10時近くになっていた・・・。緑が芽吹き始めてきた山の中を、春の日差しをいっぱい浴びて、おいしい空気をたらふく吸い込んで、生きていることの幸せをちょこっと感じる満足のいく数時間だった・・・。これで、仕事の事や顧客の事が、時折、頭をよぎらなければ、もっと最高なんだが・・・。