太郎山頂上、+17.5℃また梅雨のような天気

昨日、一昨日と義父・茂人(77歳)の「通夜」、「告別式」とあわただしかったが、やっと平静になった・・・。

自分の知り合いの代理店や保険会社、客なども葬儀会場に参列してくれ、電報などを打ってくれたのには、ジーンと熱いものがこみ上げてきた・・・。

亡くなった義父は、めっぽう、現役時代には、営業に強いおやじだったが、63歳でがんになり、現役を離れ病院と家に入るようになって、はや14年が経ち、その面影は、最後の4年間の病院のベッド上では、もう、どこにもなかった・・・。

ちょうど、その頃、東京で起きた「オウム真理教」の「地下鉄サリン事件」の年(1995年3月20日)に、「大島」へのツアー旅行があり、親父さんが入院となってしまったので、行かれなくなり、私の家内が代わりに出かけて行ったその年が、おやじさんが、その病気(がん)になった最初の年だったような気がする・・・。
今からちょうど14年前だ。

短い人生、結局、人間、やりたい事をやった人の勝ちなのか・・・?
私自身も、親父さんと同じくらい生きると仮定すると、あと20年は生きる勘定になるのだけれど、はっきり言って、親父さんのように、そのうち14年間、がんと闘っったり、その後、転倒による脳障害などで、病院で寝たきりにはなりたくないものだと思う・・・。
痛切にそのように思う・・・。

葬式に来られたパイオニアの元役員をやっていたおじさんの話ではないが、介護保険料を、元気な人の健康的な集まりに、少しばかり取り崩して、使って貰い、ピンピンコロリ運動を推進し、一人でも多くの人が、健康で介護保険のお世話にならない世の中を作って行かなければならない・・・。

やはり、毎日、40人〜70人くらいの人数で、太郎山に登って、太郎山の頂上に集まる多くの中高年の人々も、皆、同じ思いを持って、毎日、太郎山に登ってきているはずだと思う・・・。

昨日来、北海道の2000メートル級の山で、ツアーで山に入った人々の内、10人もの人が亡くなった遭難事故を、テレビのニュースで盛んに報道している・・・。

やはり、山が好きな人達のツアーのようだが、ピンコロ運動に代表される、世の中の健康推進ブームも裏側にあることは確かだ・・・。いわゆる中高年の登山ブームというやつだ・・・。

「日本100名山」のひとつが、とんだ「魔の山」に変身してしまったものだ・・・。

安易に、山などの自然を健康推進ブームの対象としたり、サービス業の対象にすることは、とんでもない仕返しと落とし穴が、どこかに待っているような気がする・・・。

各新聞の社説にも書いてあったが、もともと、「体力」も「技量」も「経験」も異なる中高年の人々をまとめて、20人も一度に、山に引き連れて行くこと自体、無茶だし、大間違いなのだと・・・。