太郎山+10℃雨上がりのすっきりとした朝一番の太郎山

昨日の雨でしっとりとした雨上がりの朝、いっそう緑が濃くなってきた林の中を快適に登った・・・。
気温もそれほど暑くなく、今頃が一番登りやすい・・・。

昨日、山口の公民館で里山保全に関しての基礎的なレクチャーを、塩尻のSHIMI先生からお聞きする・・・。

里山は手を入れなければ、崩壊していく・・・。
その昔、縄文時代から何千年間、日本人は里山との関わりの中で生きてきた・・・。
その長い歴史の中で、生物の多様性のはぐくまれた里山が生まれてきたという・・・。
特に、太郎山は、それが顕著な里山だという・・・。

西峠の西側の虚空蔵方面への稜線には、直径が40〜50cmくらいの桑の木があり、明治期には、そこで、蚕を栽培し蚕の種を採っていたらしい・・。

第二鉄塔の西側の古井戸近辺が、赤松と広葉樹の戦争地帯だという話は面白かった・・・。
山の保全が川の保全にも繋がっているという話は、以前聞いた、山を手入れする事が海の良い環境の維持にも繋がっているという話と同じだった・・。

その昔、上田地域から貨車で、東京方面に、マツタケが出荷されていたという話は、びっくりだった・・・。
昔、出荷量1200トン、今、30トンという事は、それだけ、山の手入れがなくなったということに通じる・・・。

里山が荒れているのもうなづける話だ・・・。