今年初めてのワラビ採りに出かけた

昼から近くの高原にワラビ採りに出かけた・・・。

もう1週間から10日前に来れば、ちょうど良かったかなと思うくらい葉が開き、成長しきっており、ところどころ、遅ればせに生えてきている糸のように細いワラビをつまむように採る・・・。

日向のワラビは日当たりが良いために、色が日焼けしており、指で折ろうとしてもなかなか折れない・・・。
こんなのを煮ても、歯ごたえが良すぎて、結局、口から出すこととなるので、最初から採らない・・・。

出来るだけ日が当たらない日陰で伸びてきたようなのを選んで、指先でポキッと折れる事を確認し、採ることにした・・・。

当然、片手にいっぱいになるくらいまで採るには、相当に、つままなければならず、時間もそれなりにかかってしまった・・・。

根子岳の中腹は、つつじの群落で、遠くからは、山火事に見えるくらい赤々と燃えたっているのが見えた・・・。

西側の稜線上の別荘・ペンション村付近の広場では、運動会か、スポーツ大会をやっているらしく、大群衆の騒がしい応援の声援が、すぐそばまで聞こえて来ていた・・・。
うるさいくらい絶え間がない応援の大合唱が続き、まるで、すぐそばで運動会をやっているようだ・・・。

ふと、下の方の草原を見ると、絶えない応援の騒音から逃れてきたかのように、「クマ」か「カモシカ」らしき動物が走り込んで来て、平らな草むらをうろうろしているのが見えたが、距離がありすぎて、クマなのかカモシカなのか全く見分けがつかなかった・・・。

無我夢中で、ワラビを採っている最中、見る見る間に、上空に黒々とした雲が湧き出て来て、どうも雲行きが怪しいなと思っていたら、しばらくして、空が急に暗くなって来て、大粒の雨がポツポツとこぼれ落ちてきた・・・。
気が付いたときは、もう滝のような雨が降ってきて、体全体が「濡れネズミ状態」となってしまった・・・。

ずぶ濡れのまま、あわてて車に飛び乗り、高原を抜け出たら、道路に雨は一滴も降った形跡がなく、高原の一部だけ雨が降ったらしいことが分かった・・・。

自宅に帰りついて、3時間くらい経ってから、やっとこさ、この下界でも、雨が降り始めた・・・。

それでも、まずは、山の神様に感謝だ・・・。
今日の午後のひと時、家内と二人で「ワラビ採り」を楽しませていただき、久々に、ほんとうに感動しました・・・。

前は何も感じないで、日々、何気なく過ごしていた事でも、今は、一つ一つ感激し、感動し、感謝の気持ちがつのってくるようになった・・・。