−5℃相変わらず底冷えがする頂上

今朝はさほど気温は低くないが、底冷えがし、霜が車のフロントガラスをびっしりと覆い尽くし、霜を解かしてスタートするまでが一仕事だった・・・。

ここ二〜三日、山で行きかう人と、毎回、朝、話す言葉も「お彼岸が過ぎたと言うのに、なかなか暖かくならないね・・・」という決まり文句だ・・・。

福島の原子力発電所の災害について、前福島県知事の佐藤栄佐久さんのインタビューを、インターネットで、昨日、1時間30分ほど聞いたが、今回の事故による放射能漏れは、一部の人々には、どうも想定外の事でなく、あらかじめ想定されていた事のようだ・・・。

東京電力と国(原子力保安院)は、原発のリスクを声高にとなえ、きちんとした説明があるまでは、原発の稼動中止をとなえる人々に対して、耳を傾けず、原発の稼動を続けながら、一致結束して事に当たっていたようなふしがあるらしい・・・。

そもそも、原子力保安院は、国民の安全のために、国民の側に立って、東京電力原発の現場を「監視」し、「チェック」する立場なのではないのだろうか・・・?

佐藤前福島県知事の執筆された「知事抹殺」という本を、早速、ネットでアマゾンに注文したが、今回の震災と原発の事故の影響で、急激に読者が増え、売り切れており、現在のところ、品切れになっていた・・・。

知事抹殺 つくられた福島県汚職事件

知事抹殺 つくられた福島県汚職事件

県民の安全確保のために、国や東京電力と戦って来た知事を、権力と巨大資本がどのように抹殺していったのかを、知事本人が記述された、傾聴に値する貴重な本だ・・・。

何も起きなければ、原発に対して、不自然、不可思議、等の疑問が発生してこなかったが、今回は、原発を根底から問い直さなければならない非常事態が発生し、国民の安全を最優先することよりも、原発の利益ありきの至上主義がまかり通り、今まで見過ごされてきた、さまざまな原発の利権がらみの裏側が、私達にも、今まさに、見えてきているような気がする・・・。