湯の丸から桟敷山を周遊し紅葉を見ながらキノコ採り

今シーズンのラストとなった湯の丸山、「シモフリシメジ」、「チャナメツム茸」、「カラマツ茸」などの季節の終盤のキノコがあるかと思いつつ、いやな予感があるものの、思い切って出かけた・・・。

いつもの場所に「シモフリシメジ」はあるものの、昨年よりも出ている本数は少ない・・・。F氏と合わせて、半袋あるかないか・・・。

いつも絨緞を敷き詰めたように出る黄色やオレンジ色の「カラマツ茸」も、出かたが、今一で、ほとんどが、まだ、ちょびっと頭が見えているだけだった・・・。

仕方がないので、「山葡萄」を、1000メートル付近まで降りて、やぶ沢に入り、棘バラに衣服を破られながら、何とか収穫した・・・。
山葡萄は、F氏と一袋づつゲットした・・・。

田代から、桟敷山北側の嬬恋農場のパノラマラインに入り、嬬恋農場の途中から南の山側に抜けて、高峰高原・車坂峠方面に向かった。

高度を徐々に上げ、東に向かって、シャクナゲ園と車坂峠の分岐点まで、ジャリ道を延々と走り、北側の林の向こうに、嬬恋村全体の見晴らしが利く地点まで登ったが、途中で引き返す事にする・・・。

高度を上げて行くに連れて、熊笹に覆われている林が多く、とてもじゃないが、林に入ってキノコを採ってみる気持ちになんかなれない・・・。

そんなわけで、高度をどんどん下げて、ジャリ道を引き返して来た後、嬬恋農場の近くの地蔵峠方面に行く畑道に入った・・・。

この道は、そのまま、小桟敷山と桟敷山の鞍部から湯の丸地蔵峠まで通ずる、快適な舗装道路で、あっという間に、湯の丸まで引き返す事が出来た・・・。

もう、周囲の景色は、「ななかまど」や「かえで」、「うるし」などが遠くの山腹まで、赤く紅葉し、充分に見ごたえがあった・・・。

実質的に今日が、湯の丸方面の今シーズン最後の採り収めとなった・・・。

5〜6回、今期は湯の丸方面へと出かけたが、採れたのは、9月8日の「デコボー」と今日10月12日の「シモフリ」だけだった・・・。
あとは、いつもスカ状態で、手に持つ物も無く、空振りで帰ってきた・・・。

それも、それぞれ少量で、近年に無い不作の年だったと言える・・・。

あると思われた、「チャナメツム茸」や「カラマツ茸」も全然出ていなかった・・・。
それどころか、既にもう、湯の丸の山の中は、今シーズンをクローズしてしまったような閑散とした雰囲気だった・・・。