太郎山、+1℃下界は+3℃霧雨がぱらつく朝となった

今朝は、めずらしく、Fが頂上の社務所前に居たので、びっくり・・・。
私は、4時45分頃に頂上に着いたのだが、Fが社務所の縁側で、リンゴと菓子を出して待っていた・・・。

10日間くらい、肛門に出来た腫れ物の為に、高崎の肛門専門医で手術を受けて、休んでいたのだそうだ・・・。

「痔ろう」とは少し違うらしい・・・。
今日も、新幹線で高崎に行き、「抜糸」をしてもらうらしい・・・。

私自身も、背中の背骨の近くに「脂肪癇」という小さな袋があり、何年かに一回黴菌が入ったりし、化膿して腫れて来ると、外科で手術をしてきれいにしてもらったことがあるので、Fのつらさが良くわかる・・・。

手術そのものよりも、その後の通院が何ヶ月にも渡り、そのつど、袋の中に詰めたガーゼの交換に大変だった覚えがある・・・。

昨日、信濃毎日新聞朝刊に、マツタケ博士の本が出版されたと出ていた・・・。山が荒れ始めると同時に、「松茸」も出てこなくなってきたと書いてあった・・・。
山の枯れ葉や山の木々を堆肥にしたり、燃料にしたりして、山がきれいになっていた時代は、どんどん、松茸も出て来ていたらしい・・・。

今は、いたるところ藪だらけで、人の手が入らずに、腐植土が堆積し、死んでいる山が多い・・・。
それに、戦後、競争で植えた「唐松」などが里山の植生のバランスを完全に崩してしまっていて、植えっぱなしで、荒れている人工林がほとんどだ・・・。

「ぶなの森」に代表されるような、きれいな広葉樹林帯がどこにも見当たらない。
きれいな広葉樹林帯こそ、保水力を保てたり、いろんな動物達の活動の場所になりうるのだが、私達の周囲の、現状の里山は、ほんとうにさびしい限りだ・・・。