太郎山頂上零度、下界は−2℃昨日とほぼ同じ気温、割と暖かい

師走と言うのに余り冷え込まない・・・。やはり、温暖化の傾向なのか?

今朝は、KANAMさんにだけ、太郎山の表参道の22丁付近で行き会う・・・。
他には誰にも会わなかった・・・。

KANAMさんは、もしかすると、来年1月に、病院に入院しなければならないかもしれないと言っていたが大丈夫だろうか?
もともと持っていた持病だともおっしゃってはいたが・・・?

伊那のマツタケ専業・指導林家の藤原儀兵衛さんの「マツタケ山作りのすべて」を読み始めた。
里山の荒廃が、現在のマツタケの生産縮小に結びついて来ているのだそうだ・・・。

皆が山の手入れをしに山に入れば、マツタケはどんどん出てくるという・・・。
山の手入れの「ごほうび」がマツタケなのだそうだ・・・。

都市・LPGガスの普及、化学肥料の普及とともに、「薪」や「落ち葉」が不要となり、山には人が入らなくなり、価格の安い輸入木材の普及がそれに追い討ちをかけて、人々が山に目を向けなくなってきた・・・。

以降、山は荒れ放題となってしまった。
腐葉土だけが分厚く堆積し、林は藪となり、太陽の光も地面に通らなくなってしまい、里山が完全に死んでしまった・・・。

藤原儀兵衛さんは、そんな世の中の動きとまったく正反対の動きをして、山の手入れに没頭し、一時は、世間から白い目で見られもしたらしい・・・。
今は、自分の山の入り口に、「マツタケの森」の石柱を建てて、毎日、マツタケ山の手入れに余念がないという。

世間が何を言おうと、そんなことには無関係に、自分の山に対する愛情表現が山の手入れなのだという・・・。そして、副産物の「ごほうび」が、大量のマツタケなのだそうだ・・・。
マツタケ」と「シメジ」が植生的に密接な関係にあるとは、この本を読むまで知らなかった・・・。

藤原儀兵衛 マツタケ山づくりのすべて 生産技術全公開

藤原儀兵衛 マツタケ山づくりのすべて 生産技術全公開

藤原儀兵衛さんが作ったニラの写真があったが、山の柴を鋤きこんだ畑で育ったニラと普通のニラの比較写真で、圧倒的に、山の柴を堆肥にしたニラの方が格段に勝っていた・・・。

儀兵衛さんによれば、マツタケの畑にも、この山柴の堆肥をかけると、太いマツタケが出てくると言うことらしい・・・。(眼がウロコになってしまった。)