太郎山頂上−2度、下界−2度少しずつ気温が高くなってきた

四十八曲がりコースから登る・・・。
イノシシのおじさんが、下部のジグザグ道を,
畑状態にしてしまった・・・。
深く耕してくれてあるので、歩きづらいこと、この上なし・・・。

15丁付近では、凍結が、最悪の状態となっていて、普通の登山道は、もう、普通に歩けない状態となっている・・・。ちょうど、そり競技の「リュージュ」のコース状態となっている。

仕方がないので、近くの藪の中を失礼して、歩く事にしている・・・。

町田宋鳳さんの「ニッポンの底力」を読む・・・。

町田さんは、広島大学大学院教授・比較文明学者なので、世界の各文化を「文化の祖型」という形で捉え、日本は、「追放と復活」の国だという・・・。

もともと、雑種民族だった日本人の祖先は、故郷の地から追放され、苦難の道をたどり、ついに、日本列島にたどり着き、「復活」したという民族の記憶がその背景にあるという・・・。
(熊野が日本人の聖地となる話が出てくる・・・)

また、日本列島は、四季の変化がはっきりしているので、厳しい冬の後に、必ず春が訪れ、豊かな植生を回復させる気候温暖な風土も、無限なる生命力への礼賛と、自然への畏敬の念を核とする「文化の祖型」に貢献しているという・・・。

ニッポンの底力 (講談社+α新書)

ニッポンの底力 (講談社+α新書)

アメリカの文化の祖型は、ピューリタンアメリカに上陸して以降、既成事実の仮想敵となる攻撃目標を常に作り出し、人種の坩堝をそこに精神統一させて、武力攻撃を続けてきた歴史・・・。
ピューリタニズムが世俗化した地上最大の宗派となっている「アメリカ教」こそ、アメリカの文化の祖型であるといっている・・・。

そのアメリカもいよいよ終焉を迎えている・・・。