暖かい日も今日までか・・・

昨日の雨上がりの後、冷え込んでくるかと思ったが、まだ、暖かい空気が残っているせいか、朝から、かなり空気がゆるんでいるように感じる・・・。

会社の決算時に、さまざまな資格の方々にお世話になるのだが、申告時の手数料が微妙なところで、決算の事はしろうとには分からないだろうと思って、ちょろまかされている事に、気が付く人も結構少なくないように思う・・・。

以前のように、上向きの経済の時は、余り気にならなかったが、これだけ景気が低迷してくると、出て行くものに細かく注意が行き届くようになるのはどの企業でも必然的な事だ・・・。

きちんとした説明もなく、ちょろまかす人達の人間性と不誠実さを感じるが、これに対して、はてさて、ストレートに対応していくのも大人気ないし、今後、どのように対応していくかじっくりと考えていこうと思う・・・。(残念・・・)

ソリストの思考術」、「C・W二コルの生きる力」を読了。

本の裏表紙に書かれている、
ソリストとは、時流や流行にとらわれずに自分の信じる道を進み、一つのスタイルを築き上げた人。」
「信念ある行動で周りの人を巻き込み、一つの大きなムーブメントを作り出した人のこと・・・」

と書かれている。

C・W二コルは、まさにこのような人に違いない。

同じ長野県に住んでいて、この人に今まで、余り感心はなかったが、正統派の日本の伝統に通じ、精神も明治期の日本人に通じる骨太いものがある人だという事が良くわかった・・・。

また、自然との対話が出来る人なんだという事も「アファンの森」の活動を通じて広く知られている。

自然を教え導いてくれる「師」のような方をたくさん持っている方だ・・・。

人間も自然の一部でしかないという事を、とかく、現代人は忘れがちだ・・・。

特に、今、小さな子ども達の中に自然と離れてしまっている事による病理的な傾向が顕著に伺われることを、非常に危惧している人なんだという事がこの本を通じて、読み取れた・・・。

C・W ニコルの生きる力 (ソリストの思考術)

C・W ニコルの生きる力 (ソリストの思考術)

黒姫山の森で、松木さんという山に詳しい猟師に出会い、松木さんを通して、森の木や動物の事に、より、いっそう興味を掻き立てられ、黒姫の森にのめりこんでいく二コル・・・。
松木さんも二コルの「師」の一人だ・・・。

今の人間は知識だけ偏重で、実際に現物に触れ、知識の裏づけとなるフィールドワークに欠けてしまっている事を憂えている・・・。

今までは、変な英国人かと思っていたが、二コルさんがこんなに、実践的・活動的な人とは知らなかった・・・。

人の動かし方も良く分かっている人なんだということが、エルサルバドルの国立公園の管理者をしていた時の現地の人達に対する振る舞いがエピソードとして書かれているので印象深い・・・。

この本は、先日、太郎山を楽しむ会の新年会で、隣に座っていた、NPO法人のNAGAYA氏に読んでもらったら、彼の目指す方向と熱意といい、二コル氏とぴったりだと思った・・・。

今度、お会いしたら、すすめてみようっと・・・。

C・W・ニコルのボクが日本人になった理由

C・W・ニコルのボクが日本人になった理由