太郎山、−8.5℃頂上の積雪10センチ

ここのところの冷え込みで、表参道がところどころ凍結し、アイスバーン状態となって来ているが、今のところ、まだ、注意して歩けば、アイゼンは不必要・・・。

しいて、アイゼンが一部必要になってくるのは、昼間に凍みがかなりゆるみ、氷が融けて、夕方から再凍結する2月中旬から3月上旬までのような気がする・・・。

現在は一日中温度が低い状態なので、融ける暇がないから、凍結箇所は、昼間、日当たりがかなり良い所で水はけが悪いところに限られている・・・。

へたにアイゼンを着用し、足をよく上げないと、アイゼンの爪が参道の「根っこ」や「石」に引っかかり、転倒の可能性があり、別な意味で危険度が増してくる・・・。

アイゼンが必要とされる箇所は、ほんの数箇所に限られているので、もし、持参するとすれば、着脱が直ぐ出来る4本爪の軽アイゼンがいいと思う・・・

昨年2011年の2月頃に、やはり、アイゼンを着用している方が、転倒事故を起こし、3ヶ月の入院、その後3ヶ月以上のリハビリと大変な怪我をされてしまった・・・。

事故が起きてからすでに一年が経とうとする現在も、いまだに、その方は、太郎山に姿を見せていない状態だ・・・。

事故の詳細は不明だが、近くにいた数人の方の話によれば、17丁の下付近の下り坂のヘアピンカーブで、アイゼンの爪が木の根っこに引っかかり、下山の勢いで、前のめりに体が吹っ飛び、カーブを曲がらずに、そのまま直線的に数メートル先の松の木に頭から突っ込んで、肩の骨を骨折してしまったらしい・・・。

私自身も転倒は何回かやっているが、考え事をしていたり、ポケーと漫然と下っている時に起きている・・・。

下りの時には、気を緩めず、気合を入れて、下山することに集中して降りれば、ほとんど危ない事はない。
せいぜい、ズルーッと尻餅で滑るぐらいだ・・・。

ほとんどの事故が山の下りで発生している事を考えれば、頂上に着いて、ほっとした気持ちのまま下山を開始しないで、下り始める時は、気持ちを一旦切り替えて、下りに集中して降りるように心がけなければと思う・・・。

山でケガをするほどばからしい事はない。
どうせ、誰も、「ほれ見たことか・・・山になんか行くからだ・・・」と言うに決まっている・・・。
だから、絶対に山でケガをしてはいけないのだ・・・。