太郎山頂上+1℃、下界−2℃晴天で放射冷却がすすむ

冬の星空がキラキラと輝き、高気圧の中で放射冷却となり、少し冷え込んできている・・・。
でも、まだ、本格的な冷え込みではない・・・。

目覚まし時計をセットしてあったが、なかなか、起きられなかった・・・。
寒くなってくると、布団の中が温もっていて、気持ちが良く、すぐに起きられなくなってくる。
目覚まし時計を停めて、30分ほど過ぎて、4時5分ごろに起き、太郎山に向かう・・・。

表参道の駐車場には、すでに、KANAMさんが車を停めてあり、もう、早々、登っている様子・・・。

22丁付近まで登っていくと、KANAMさんが降りてきた・・・。
「昨日は、途中まで登って、雨に降られてしまい、そのまま帰ったが、東御市の家まで帰ったら、もう、雨が止んでいた」と言っていた・・・。

KANAMさんは、市内から出かけてくる私と違い、遠くの東御市から、わざわざやってきて、太郎山に登っている方なんだなとその時、実感した・・・。

国の予算を使っている事業の中で、その事業が、真に必要か、不要なのかを判別する「事業仕分け」とかを、以前、TVで中継していた・・・。

少し前に、宇宙関連事業の成果について、「世界で2番目では、駄目なんですか・・・?」と、大上段から、大真面目に女性の議員が追求していた・・・。

今回、7年間かけて地球に戻ってきた惑星資源回収衛星「はやぶさ」の偉業を見れば、ナンバー1とかナンバー2とか言うものではなく、名実ともに、世界でオンリー1の偉業としか言いようのない快挙である事が一目瞭然だ・・・。

日本の宇宙科学技術がアメリカのNASAに伍して、というより、追い越して、世界でオンリー1の事業を成し遂げる事の意味は、いろんな意味で大きな物があるに違いない・・・。

アメリカのNASAは、今回の「はやぶさ」の偉業を、嘘をついてまで、世界で2番目だと言い切って、自国が常にナンバー1だと言い、自国の国威発揚に努めているらしい・・・。大国の虚栄だ・・・。

宇宙研究も国の税金でまかなわれている限り、予算の実行にも、規模にも、制約が伴い、その研究が、直接的に有益なのか否かが、あらゆる局面で問われてくる中で、「はやぶさ」よ、よくぞ、ここまで、成し遂げたものだという感歎しか出てこない・・・。

それも、衛星の追跡、コントロールが、7年間にも渡る超ロングランの事業なので、その間の責任者(川口淳一郎教授)の心労たるや、並大抵のものではなかっただろうと思う・・・。

最後、手を尽くし、人事をまっとうして、他にやれる事が全てなくなった段階で、「はやぶさ」の安全帰還を念じるため、川口教授は、2009年の暮れ、岡山県の中和神社に神頼みに行っている・・・。

川口教授が、7年間の飛行後、「はやぶさ」の地球の大気圏再突入の際、カプセルを放出し、燃え尽き、消滅していく「はやぶさ」の気持ちになって、読んだ歌が次である・・・。

まほろばに 身を挺してや 宙(そら)纏う(まとう) 産(うぶ)の形見に 未来必ず

オーストラリアの砂漠で、回収された「はやぶさ」の子カプセルには、「はやぶさ」から、放出されて、切り離された時の「へその緒」が、大気圏で焼ききれずに付いているので、展示会に出かける方は、それを良く確認して欲しいと川口教授が言っている・・・。

はやぶさ、そうまでして君は〜生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話

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