佐久の空はぼちぼち梅雨の気配?

佐久医療センターの病室から眺める空は、今までと違って、ガスが多くなってきて、どんよりとしてきた・・・。
いよいよ、梅雨空の気配かな・・・。

ここから、南側を眺めると、蓼科山から八ヶ岳連峰は、なだらかなスカイラインを描き、縦走をするにはちょうどいいように見える・・・。

北西側の浅間・湯の丸山方面は、起伏に富んだ山々が連なり、殊に浅間山は、ひときわ活火山の荒々しさをむきだしにする一方、なだらかな裾野も見せ、山としての威容を誇っている・・・。

一般駐車場の建物の屋上に行くと、隣の屋上で、いつでも飛びたてられるように整備・点検中の救急用のヘリコプターの雄姿を眺めることも出来る・・・。

病室では、テレビはほとんど見ずに過ごし、読書三昧の日々を送っている・・・。
ここ一週間で読んだ本は、ノーベル経済学受賞者のマサチューセッツ工科大学(MIT)教授ポール・クルーグマン教授著、山形浩生訳の「クルーグマン教授の経済入門」、「死の病原体プリオン」(リチャード・ローズ著)の二冊がある・・・。

クルーグマン教授の経済入門」は、山形浩生氏の訳で、我々に身近な、くだけた文体で、本が一人歩きを始めるので、読み始めたらもう止められなくなる・・・。
また、「死の病原体プリオン」は、まだ未解明の狂牛病・クロイツフェルト=ヤコブ病に潜む未知の病原体を追いかける世界の科学者たちの迫真のドキュメンタリー記録で、今後も、私たちの身近に横たわる、暗黒の闇を垣間見る思いだ・・・。